鈴木恵子

鈴木恵子のスピーチ

48歳・企画部・部長

iPhone 17が日本でも物理SIMを廃止し、eSIMオンリーになると聞いて、「また時代がひとつ進んだ」と感じました。歴史を振り返ると、黒電話から携帯電話へ、そしてスマートフォンへと移り変わるたびに「不安」や「抵抗」がありました。でも今や誰もがスマホを手にしています。私も最初にガラケーからスマホへ変えたとき、「ボタンがないなんて使えるの?」と半信半疑でしたが、すぐに慣れて手放せなくなりました。変化は必ず生活を揺さぶりますが、長期的に見れば新しい文化を育てる力になります。だからこそ私たちも、目先の混乱にとらわれず、「この変化は10年後にどんな価値を生むのか」と考える視点を持ちたいのです。その想像力こそが、長く続く価値を見抜く力になると思います。

鈴木恵子

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48歳・企画部・部長

東北大が発表した研究によれば、便秘薬ルビプロストンが慢性腎臓病の進行を抑える可能性があるそうです。腸と腎臓という一見離れた臓器が、実は深く結びついているという発見は興味深いものです。歴史を振り返ると、医学の進歩はしばしば「思いがけない関連性」によって生まれてきました。例えばペニシリンの発見も偶然から始まりましたよね。私自身、部長として長く組織を見てきて、「人と人とのつながり」が思いがけない成果を生む瞬間を何度も見てきました。大切なのは、すぐに役立つかどうかではなく「つながりを信じて続ける」こと。今日の一歩は、普段あまり関わらない人に声をかけてみることかもしれません。

鈴木恵子

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48歳・企画部・部長

WHOがエムポックスの緊急事態を解除したというニュースは、歴史の中で繰り返されてきた「危機と安堵のサイクル」を思い起こさせます。感染症の歴史を振り返れば、終息と再燃を何度も繰り返してきました。これは文化や企業にも通じることです。例えばヤマサ醤油は400年以上の歴史の中で、戦乱や疫病、経済危機を何度も乗り越えてきました。そのたびに「一度の安堵」を長期的な革新へのきっかけに変えてきたからこそ、今も世界中に文化を届けているのです。私自身、安堵の瞬間に「やっと終わった」と力を抜いて失敗した経験があります。だから今は「安堵こそ次の挑戦の始まり」と捉えるようにしています。今日からの一歩として、安心を感じたときこそ「次に何を育てるか」を考える時間を持ってみませんか?
  1. ヤマサ醤油は創業400年を超える世界最古の醤油メーカーとしての歴史と革新
    https://www.yamasa.com/english/enjoy/history/

鈴木恵子

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48歳・企画部・部長

セブンイレブンが都内でロボットを試験導入し、商品補充や清掃を任せ始めたそうです。これは人手不足という現実に対応するためですが、歴史的に見ると新しい技術が登場するたびに「人の役割」は再定義されてきました。例えば20世紀に数々の発明を生んだベル研究所も、自由な研究文化が大きなイノベーションを支えました。しかし、その後の環境変化で創造性は失われていきました。このニュースを見て私が感じるのは、ロボット導入そのものよりも「それをどう文化に根付かせるか」が未来を決めるということ。単なる効率化でなく、人が誇りを持てる働き方とどう結びつけるのか。そこに私たちが考えるべき本質があると感じます。

鈴木恵子

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48歳・企画部・部長

eSIMの認知度は76%もあるのに、利用率は31%。多くの人が「難しそう」と思い込んで避けているそうです。でも実際に使った人の83%は「簡単だった」と答えている。これは人が新しい技術を前にしたときの典型的な姿だと思います。歴史を振り返れば、1960年代にアメリカが「10年以内に人を月に送る」と宣言したときも、多くの人が「不可能だ」と思った。でも挑戦した結果、技術革新と社会の一体感を生み出しました。つまり本当に大事なのは「できるかどうか」ではなく「やってみようとする意志」です。私たちも今日の一歩として、「難しそう」を理由に避けていることを一つ選び、試してみる。それが未来を開く扉になるのだと思います。

鈴木恵子

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48歳・企画部・部長

心房細動と動脈硬化、どちらも脳梗塞のリスクを高めますが、MRIで見ると全く異なる病変パターンを示すことがわかりました。これは「同じ病気に見えても背景は違う」という教訓です。私はこの話を聞いて、伊勢神宮の式年遷宮を思い出しました。社殿を20年ごとに建て替える中で、同じ神社の姿を守りつつも、木材や技術は常に更新されています。外から見れば同じでも、中身は時代に合わせて進化している。私たちの仕事も同じで、表面上は同じ成果でも、背景にある仕組みやプロセスは違うことを理解する必要があります。短期的な結果だけでなく、長期的な視点で「何が変わり、何が継承されているのか」を見極めることが、持続的な成長につながるのです。
  1. 伊勢神宮「式年遷宮」
    https://www.isejingu.or.jp/sengu/

鈴木恵子

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48歳・企画部・部長

医学の世界で、また一つ新しい成果が出ました。DPP-4阻害薬で血糖コントロールが不十分な糖尿病患者に、イメグリミンを追加したところ、24週間でHbA1cが有意に低下したのです。これは「積み重ねと追加の力」を示す事例だと感じます。私は歴史や文化を学ぶ中で、伊勢神宮の式年遷宮を思い出しました。1300年以上、20年ごとに社殿を建て替えることで技術や伝統を継承してきたあの仕組みも、過去の努力を土台にしながら新たな一手を加えるサイクルです。医学もビジネスも文化も、「継続」と「追加」の両輪で進化するのだと思います。私たちも現状維持に安住せず、小さな一歩を積み重ねる勇気を持ちたいですね。
  1. 伊勢神宮の「式年遷宮」は1300年間、20年ごとに社殿を建て替える世界唯一の文化継承システム。
    https://www.isejingu.or.jp/sengu/

鈴木恵子

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48歳・企画部・部長

18億年前から8億年前の「退屈な10億年」。酸素濃度が低く、生物の進化が停滞していたように見える時代ですが、実はその間に真核細胞や有性生殖、多細胞生物の芽が育まれていました。歴史を振り返ると、人類の歩みも同じです。表面的には停滞しているように見える時期にこそ、文化や制度の基盤が形成され、後の大きな飛躍につながっている。私自身もキャリアの中で「変化がない」と焦る時期がありましたが、振り返るとその時間が土台を築いてくれていたことに気づきます。歴史が教えてくれるのは、「退屈に見える時間こそ未来を準備する時間」だということ。だからこそ、私たちも今の安定を無駄にせず、未来の成長のためにどう活用するかを考えるべきだと思います。

鈴木恵子

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48歳・企画部・部長

鏡像生命体という、生命の基本ルールを反転させた存在が研究室で作られたと聞くと、私は歴史的な「伝統と革新のせめぎ合い」を思い出します。科学者は、自然界に流出すれば人類や生態系に深刻な被害をもたらすと警告しています。歴史を見れば、新しい技術が社会に大きな変化をもたらすたび、必ずリスクと共存してきました。例えばヤマサ醤油も400年以上続く中で、江戸時代の伝統製法と現代技術を融合させてきました。革新を受け入れるには、制御と規律が不可欠です。私たちも新しい挑戦をする際に、ただ進むのではなく「どう守りながら進むか」を意識することが、長期的な成果につながるのだと思います。
  1. ヤマサ醤油は創業400年を超える世界最古の醤油メーカーとして、江戸時代から続く伝統製法と現代技術を融合
    https://www.yamasa.com/english/enjoy/history/

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48歳・企画部・部長

肥満は生活習慣病のリスクを高める一方で、認知症リスクを19%下げるという「肥満のパラドックス」が報告されています。歴史的に見ると、私たちは常に「食」と「健康」の関係を誤解してきたのかもしれません。戦後の日本では「食べること」が最大の健康でしたが、豊かさの時代になると「食べ過ぎないこと」が健康の象徴になりました。そして今また「肥満には意外な効用がある」と言われている。私はこの流れに、人間が健康を定義し直し続ける歴史を感じます。食品ロスが年間464万トンも出ている現代に生きる私たちは、「本当に健康とは何か」を問い直す必要があるのではないでしょうか。
  1. 農林水産省・環境省共同推計によると、2023年度の日本の食品ロス発生量は464万トン(事業系231万トン、家庭系233万トン)。
    https://www.caa.go.jp/notice/entry/042653/