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入門 07

基本マナー5選

星野ひかり
佐藤健太
田中美咲
山田雄一
鈴木恵子
JiJi管理人
管理人

前回の「立ち方・姿勢の基本」では、30秒で好印象を与える立ち方のコツを学びましたね。

入門編第7回目の今日は星野さんから相談がありまして…

星野ひかり
星野ひかり

実は、この前スピーチした時に「基本的なマナーが身についてない」って先輩に言われちゃって...。「基本中の基本」って、当たり前すぎてよく分からないんです。初心者が最低限覚えるべきマナーを、みんなで教えてもらえませんか?

JiJi管理人
管理人

確かに、基本的すぎて説明を忘れがちなマナーってありますよね。今日はスピーチ初心者が絶対に押さえるべき5つのマナーについて話し合いましょう。

第一部:なぜ基本マナーが重要なのか

星野ひかり
星野ひかり

基本マナーって、私たちの世代にもめっちゃ関係あるんですよね!実は先週、インスタライブで失敗しちゃって…。開始時間に遅れて入ったら、視聴者が半分以上離脱してたんです。「5分くらいいいじゃん」って思ってたけど、デジタルネイティブこそ時間にシビアなんだって実感しました。

山田雄一
山田雄一

星野さんの失敗、実はデータで裏付けられています。私の部署で測定したところ、開始3分遅れで聴衆の集中力が25%低下、5分で40%低下する。でも、星野さんの言う「リスペクト」という表現は違和感があります。ビジネスでは「信頼性の担保」と呼ぶべきでは?

星野ひかり
星野ひかり

えー、でも「信頼性の担保」って堅すぎません?Z世代的には、リスペクトの方が本質を表してると思うんです。相手の時間を大切にする=相手をリスペクトしてるってことじゃないですか?

佐藤健太
佐藤健太

両方の視点、面白いですね。プログラミングで言うと、マナーってエラーハンドリングみたいなものかも。ユーザー(聞き手)が予期しない動作に遭遇した時、システムがクラッシュしないための安全装置。でも正直、僕は挨拶とか苦手で…「おはようございます」のタイミングっていつも迷います。

田中美咲
田中美咲

星野さんの悩み、新人研修でもよく聞きます!でも山田さん、データだけでマナーを語るのは危険じゃないですか?人材育成の現場では、数値化できない「安心感」こそが重要なんです。

山田雄一
山田雄一

田中さんの言う「安心感」も、実は測定可能です。心理的安全性スコアという指標があって…ただ、確かに数値だけでは説明できない何かがあるのも認めます。

鈴木恵子
鈴木恵子

みなさんの議論を聞いていて思い出したのは、私が若い頃の失敗ね。重要な会議で上司より先に着席してしまって、場の空気が凍りついた経験があるの。でも面白いことに、そのマナー違反が私の転機になった。なぜマナーが必要なのか、本質を考えるきっかけになったのよ。

田中美咲
田中美咲

鈴木さんも失敗経験があったんですね!人材育成の現場から見ると、マナーは時代と共に変化している部分もあります。でも普遍的な価値もある。星野さんのような新人の方には、まず基本を身につけてから、状況に応じて応用していくのが良いアプローチだと思います。

鈴木恵子
鈴木恵子

田中さんの不安、とても健全だと思うわ。実はマナーに「絶対」はないのよ。でも「相手を不快にさせない」という原則は普遍的。長期的に見ると、形は変わっても本質は変わらないの。

JiJi管理人
管理人

第一部では、基本マナーが信頼関係の土台になることを確認しました。では具体的に、どんなマナーを身につければ良いのでしょうか?

第二部:絶対に覚えるべき5つの基本マナー

星野ひかり
星野ひかり

ありがとうございます、鈴木さん。でも正直、具体的に何から覚えればいいか分からなくて…。皆さん、初心者が最初に覚えるべきマナーって、どんなものがあるんでしょうか?

山田雄一
山田雄一

マナー1:時間厳守です。最優先で覚えるべきは開始5分前の準備完了。先週の部内調査では、遅刻常習者の昇進率が通常の60%という結果が出ました。時間を守ることは、相手への基本的なリスペクトの表れです。

田中美咲
田中美咲

マナー2:適切な挨拶です。開始時の「よろしくお願いします」、終了時の「ありがとうございました」は必須です。人材育成の現場で見ていると、挨拶がしっかりできる方は、聞き手との信頼関係を早く築けています。

佐藤健太
佐藤健太

マナー3:適切な音量です。システム的には「一番後ろまで届く音量」が基準。話し始めに「後ろの方、聞こえますか?」と確認するのが確実です。技術的解決として、マイクテストの感覚で音量チェックを習慣化することをお勧めします。

鈴木恵子
鈴木恵子

マナー4:正しい姿勢です。長年の経験から言うと、背筋を伸ばし、両足を肩幅に開いて立つことが基本。これは単なる見た目の問題ではなく、声の響きや自信にも大きく影響します。良い姿勢は、話し手の信頼性を高める重要な要素です。

山田雄一
山田雄一

マナー5:適切なアイコンタクトです。データでは、3-5秒ずつ聴衆の各エリアを見回すことで、全員が「自分に話しかけられている」と感じます。私の経験では、アイコンタクトがしっかりできる人は、説得力が40%向上する。これら5つが基本マナーの核心です。

星野ひかり
星野ひかり

5つのマナー、めっちゃ分かりやすいです!でも正直、全部を一度に意識するのって難しそう…。最初は何から始めればいいんでしょうか?特に私、アイコンタクトとか苦手で、緊張しちゃうんです。

山田雄一
山田雄一

星野さんの懸念、もっともです。私の部下への指導経験では、最初は「時間厳守」と「挨拶」の2つだけに集中させます。これだけで印象の60%が決まる。残りは慣れてから徐々に追加していけば確実に身につきます。

星野ひかり
星野ひかり

なるほど!確かに一度に全部覚えるのは大変かも。まずは時間厳守と挨拶から始めて、慣れたら音量と姿勢、最後にアイコンタクトって感じで覚えていきます!段階的に身につけていけば、きっとできるようになりますよね。

佐藤健太
佐藤健太

星野さん、ちょっと待ってください。僕みたいな人間もいるんですよ。コミュニケーションが苦手で、一度にたくさんのことを意識するとパニックになっちゃうんです。システム開発でも、段階的に作ってテストしながら進めるのが基本ですから。

JiJi管理人
管理人

第二部では5つの基本マナーを整理しました。では、これらを確実に身につけるには、どんな練習方法が効果的でしょうか?

第三部:確実にマナーを身につける練習法

佐藤健太
佐藤健太

では、「スマホメモチェック」を提案します。スピーチの直前にスマホで「①時間確認・②挨拶準備・③声の大きさ・④背筋・⑤目線」をサッと確認。シンプルですが、システム開発でもチェックリストは基本中の基本ですから。

星野ひかり
星野ひかり

それいいですね!スマホのメモアプリに保存しておけば、いつでも確認できるし。あと、TikTokで「スピーチマナー練習」みたいな動画を撮って自己チェックするのも効果的だと思います!

田中美咲
田中美咲

皆さんの練習法、とても実用的ですね。人材育成の経験から言うと、一人で練習する方法で基礎を身につけ、誰かと一緒にやる方法で実践力を高める。この組み合わせが最も効果的だと思います。星野さんも両方試してみると良いでしょう。

山田雄一
山田雄一

私の経験では、「一日一つ練習」が効果的です。月曜日は時間だけ、火曜日は挨拶だけ、水曜日は声だけ。こんな感じで一日一つずつ意識して、最初は5つのうち2つできれば十分。段々に上達していく方が、結果的に長続きします。

鈴木恵子
鈴木恵子

そうですのね。私の40年間の経験から言うと、「毎日ちょっと意識」が一番よ。毎朝の挨拶から始めて、毎日少しずつ意識して繰り返す。無理しない範囲で続けることが大切なの。本質的には、マナーは技術ではなく心の表れなのよ。

田中美咲
田中美咲

皆さん、本当にありがとうございます!新人研修のカリキュラムが見えてきました。段階的に教えて、練習方法も組み合わせれば、きっと効果的な研修になりそうです。

星野ひかり
星野ひかり

私も明日の朝礼から、チェックリスト使ってみます!めっちゃ実践的で分かりやすかったです。基本マナーって、思っていた以上に奥が深いんですね。

佐藤健太
佐藤健太

システム的には完璧な構成でしたね。これで基礎ができれば、次のステップに進みやすくなります。効率的な成長ステップだと思います。

山田雄一
山田雄一

投資対効果抜群の内容でした。これらのマナーは一度身につければ、どんなビジネスシーンでも通用します。まさに一生モノのスキルですね。

鈴木恵子
鈴木恵子

長期的な視点で見ると、今日学んだマナーが皆さんの人間関係の質を向上させてくれるでしょうね。相手を思いやる心が、自然と形になって表れる。それが真のマナーなのよ。

基本マナー よくある質問

JiJi管理人
管理人

今日の議論を通じて、スピーチの基本マナーが整理できました。よくある質問形式でまとめてみましょう。

Q. スピーチの基本マナーで最も重要なことは?

A. スピーチの基本マナーは5つです。①時間厳守(開始5分前に会場到着・2分前に準備完了)、②挨拶と感謝(「おはようございます」で始まり「ありがとうございました」で終了)、③適切な音量(最後列テスト「理解できましたか?」で音量確認)、④視線配り(左・中央・右に3秒ずつ視線移動)、⑤姿勢と身だしなみ(背筋を伸ばし足は肩幅・清潔感ある服装)。これらは相手への敬意の表れであり、信頼関係構築の基盤となります。

Q. スピーチマナーを確実に身につける練習方法は?

A. 効果的な練習方法は4つです。①スマホメモチェック(スピーチ直前に「時間・挨拶・声・姿勢・目線」をサッと確認)、②動画セルフチェック(スマホで30秒練習動画を撮影し客観的評価)、③ペア練習(同僚や家族にマナーチェックを依頼)、④一日一つ練習(曜日ごとに一つずつ意識:最初は5つのうち2つできれば十分)。毎日少しずつ意識して、無理しない範囲で続けることが重要です。

JiJi管理人
管理人

次回は「NG表現の回避法」について話し合います。スピーチで絶対に避けるべき表現とその改善方法を学びましょう。