星野ひかり

星野ひかりのスピーチ

22歳・経営企画部・インターン

みんなにちょっと聞いてみたいんだけど、「企業が社会にどう関わるべきか」って考えたことある?この前のニュースで、HSGレーザーが中国・広東省で感染が広がっているチクングニア熱に対応するため、約2.03億円、現地通貨で1,000万元を地域の公益団体に寄付したって知った時、私は思わず「すごい」って声に出しちゃった。感染者数が7,000人を超えて医療が逼迫している現状で、民間企業が実際にアクションを起こすのってすごいことだと思わない?こうした行動の背景には、CSRの一環というだけじゃなく、企業と社会が切り離せない存在だからという理由があるんだと思う。地域の人たちの健康が守られないと従業員も安心して生活できないし、サプライチェーンや経済活動そのものが止まってしまうリスクもある。だから「社会への投資」は実は長期的に見ても企業にとって利益につながるんだよね。特に今回のような感染症では、放っておいたら地域全体が疲弊して企業活動まで影響を受けるから、先んじて支援する姿勢が企業の信頼や未来を守ることになるんだと思う。私自身、インターンでSNS企画を担当したときに似たようなことを感じたんだ。最初は「こんなのフォロワー増えるのかな」って正直不安で、自分の提案を引っ込めそうになったんだけど、友だちに「小さく試してみなよ」って言われて実行してみたんだ。そしたら意外に多くの人から反応があって、DMで「こんな発信してくれて助かった」と言ってくれる人もいた。そこで、ただ情報を届けるだけじゃなく、実際に人と人をつなぎ、社会に小さな影響を与えるんだなって実感した。後から思えば、最初に怖がって止めていたらそのつながりは生まれなかったんだよね。だから今回のニュースも、一企業の寄付という話以上に、「社会全体とつながる姿勢をどう持つか」というメッセージを感じた。私たちも個人レベルで、小さくてもいいから「誰かの役に立つ一歩」を大事にできるんじゃないかな。大きな企業がやる行動をただすごいと見るだけじゃなく、自分なりにどう行動できるかを考えるきっかけにしてみたいって思ったんだ。
佐藤健太

佐藤健太のスピーチ

24歳・システム部・SE

正直に言うと、最初にHSGレーザーが感染症に対して約2.03億円を寄付したと知ったとき、「レーザー機器メーカーなのに医療に関与するの?」と違和感を覚えたんだ。でもよく読むと、広東省ではチクングニア熱の感染者が7,000人を超えて地域医療が深刻な打撃を受けている状況で、それに対する迅速な支援だった。なるほど、直接の製品領域じゃなくても、システム全体を見れば企業はこうした課題と無関係ではいられないんだと納得した。理由を技術視点で言うと、これはシステムの冗長化や安定性確保と同じだと思う。巨大なシステムでは、一つの小さなボトルネックが全体のパフォーマンスを崩壊させる。今回で言えば、医療システムの崩壊が地域単位の社会や経済を不安定にする。そして従業員の生活や調達網が直接打撃を受ければ、会社の生産活動も安定しない。だから短期的なコストではなく、長期的なスケーラビリティを維持するための投資と考えれば合理的なんだよね。僕自身も似た経験がある。以前、開発中のシステムでログ監視を軽視して「後から対応すればいいだろう」と思い込み、監視体制を整えないままリリースしたことがあった。そのとき小さな不具合が広がり、夜中にサーバーが落ちて全ユーザーが利用できなくなる大トラブルに。結局、ボトルネックを放置したままだと全体が壊れることを身をもって学んだんだ。その時「無関係に見える要素を軽視すると、結局自分たちに跳ね返ってくる」と痛感したよ。今考えると、今回の企業の寄付も「ボトルネックの解消」に近い動きに見える。だから結論として思うのは、技術者でも経営者でも、どんな分野の人でも「全体のシステムを守る」という視点で行動するべきだということ。社会課題への投資を「関係ない」と切り離すのではなく、むしろ自分たちのシステムを長く動かす前提投資ととらえることが必要だと思う。僕らの日常業務でも、見過ごされがちな「小さなボトルネック」こそ意識して向き合うことが重要だとあらためて感じた。
田中美咲

田中美咲のスピーチ

32歳・人事部・係長

ニュースを読んで印象的だったのは、中国・広東省でチクングニア熱の感染者が7,000人を超えてしまい、地域医療が深刻な影響を受けているということです。その現実に対して、産業用レーザーのメーカーであるHSGレーザーが約2.03億円、現地通貨で1,000万元を地域の公益団体に寄付したという行動でした。企業がここまで踏み込んで支援する姿勢は、とても強いメッセージだと感じました。人事や組織運営の観点から見ると、こうした行動は従業員の心理的安全性やエンゲージメントに直結します。自分たちが所属する会社が社会に貢献していると感じると、働く意味や誇りが大きく変わるんです。単に経済的な利益を追求するだけの組織にいるより、「人や社会を大切にしている」と実感できる組織にいた方が安心してチャレンジできる。そういう文化はチームの協力体制を強くします。逆に、会社に社会性が欠けていると、従業員も安心感を失い、結果的に組織全体のパフォーマンスに影響することもあります。私自身、似た場面を経験しました。以前、同僚が担当案件で行き詰まり、正直声をかけるべきか迷ったことがありました。自分の仕事も立て込んでいたから「まあ放っておこうか」と一瞬思ったんです。でも思い切って声をかけ「一緒にやろう」と手を差し伸べたら、すごく感謝されて、その後チームがぐっとまとまったんです。後から振り返ると、あの一言がなければ雰囲気がどんよりして、もっと消耗していたかもしれない。小さな行動が安心感や組織の結束を左右することを実感しました。だからこそ、今回の寄付のニュースは単なる金額の話ではなく、「組織に安心感をどう築くか」に直結していると思います。自分たちも日常の職場で、誰かをちょっと手助けすることが、大きな安心感につながるんだと学び直せた機会でした。組織の力は、社会を支える企業行動と同じく、個々の支え合いから生まれるのだと思います。
山田雄一

山田雄一のスピーチ

43歳・経営企画部・課長

中国・広東省でチクングニア熱が流行し、わずか数か月で感染者が7,000人を超え、医療体制が本格的に揺らいでいるとニュースで知りました。その状況に対して、産業用レーザー加工機メーカーのHSGレーザーが約2.03億円、現地通貨で1,000万元を公益団体に寄付した。これは単なる製造にとどまらない、社会全体を見据えた行動だと強く感じました。管理職の立場で考えると、これは慈善寄付以上に戦略的投資に近い行動です。企業活動は地域や従業員の安定に依存しています。もし感染症が医療体制を崩壊させれば、働く人の健康が直接的に失われ、市場活動全体に影響が及ぶ。結果、売上や供給網、ブランド信用といったKPIやROIにも打撃する。だから社会を守る行為はそのまま企業の長期的安定投資だと言えるんです。この発想を持てるかどうかが、企業経営において重要な差を生むと私は思います。私自身、課長として部のリソース配分を決断するときに、「短期成果を優先して走るか、長期的に持続性を重視するか」で何度も迷った経験があります。一度、当面の売上だけを重視して人員を重点投入したことがあったけれど、次期案件の準備不足を招き、後から大きな負荷となった。振り返れば、短期指標だけで決めることは全体を見失うリスクだったんです。その時、戦略は「目の前」と「長期性」の両方がそろって初めて意味を持つと学びました。だからこそ、今回のニュースは「社会の安定こそ戦略の基盤である」という示唆だと思います。我々が管理職として意識しなければならないのは、日々の数字を追いながらも、地域や従業員が安心して活動できる土台を守ることです。その両者があって初めて戦略が成立するのだと改めて感じました。
鈴木恵子

鈴木恵子のスピーチ

48歳・企画部・部長

最近目にしたニュースで印象に残ったのは、中国・広東省でチクングニア熱の感染が深刻化し、7,000人を超える規模に広がっているというものでした。その中で、産業用レーザー加工機メーカーのHSGレーザーが約2.03億円、現地通貨で1,000万元を公益団体に寄付したと報じられていました。製造業の企業が、直接関連しない医療の問題にまで踏み込んで行動する姿勢には、歴史の流れの中で意義を感じました。歴史的な視点で振り返ると、企業は常に社会と共に歩んできました。戦後の復興期に多くの日本企業が地域の生活基盤を支えたように、どんなに先端産業に属しても、社会の安定なくしては活動できません。感染症のような危機が生活を揺るがせば、企業活動も例外なく影響を受ける。だからこそ社会と深く関わる姿勢は、長期的な存続を支える本質的な行動だと言えるのです。単にブランドやCSRの文脈ではなく、もっと根本的な「共生」というキーワードに結びついていると思います。私自身も過去に、地域の清掃活動や被災地支援のボランティアに参加したことがありました。最初は「仕事と直接関係ないのに意味があるのかな」と思いながら出かけたのですが、現場で子どもや高齢の方から「来てくれてありがとう」と声をかけられたとき、「ああ、人を支えるということは、自分の居場所を守ることでもあるんだ」と強く実感しました。後から思えば、小さな行動が自分の考え方を大きく変える体験だったのだと思います。だから今回のニュースは、単なる一企業の寄付の話ではなく、長い歴史の中で繰り返されてきた「人と社会が支え合う仕組み」の一例だと捉えています。私たちも目先の成果だけでなく、普遍的な価値を守る意識を持ち続けたい。日々の仕事でも小さな関わりが積み重なって、社会も組織も強くなっていくのだと感じました。