星野ひかり

星野ひかりのスピーチ

22歳・経営企画部・インターン

ねぇ、空気から水を作れるって、ちょっと魔法みたいじゃないですか?京都大学の北川進教授がノーベル化学賞を受賞した「金属有機構造体(MOF)」は、まさにそんな夢みたいな素材。CO₂を吸収したり、水を集めたり。ニュースを読んで、「科学って、未来をデザインする力なんだ」って素直にワクワクしました。 でも、私が一番感動したのは「長い時間をかけて基礎研究を続けた結果」という言葉。SNSの世界では“即バズ”が価値になりがちだけど、北川教授は“積み重ね”で世界を変えた。私たちも仕事で「すぐ結果が出ない投稿」や「反応が薄いキャンペーン」を焦らず続ける勇気を持ちたい。今日の一歩が、未来の“バズ”になるかもしれないから。
佐藤健太

佐藤健太のスピーチ

24歳・システム部・SE

ノーベル化学賞のニュースを見て、「MOFって、まるで分子版のサーバールームだな」と思いました。分子が出入りする空間を自在に設計できるなんて、まさに構造の最適化。技術者としてワクワクします。 ただ同時に、「持続的な基礎研究を支える仕組み」も考えなきゃいけません。日本は長期投資で成果を出したけど、研究テーマが流行で変わる国もある。これは、企業のR&Dにも通じる話です。短期KPIばかり追うと、MOFのような革新は生まれない。 私たちエンジニアも、“すぐ動くコード”だけでなく、“10年後も動く思想”を持つべきかもしれません。
田中美咲

田中美咲のスピーチ

32歳・人事部・係長

正直、ニュースを見た瞬間「また日本人がノーベル賞!すごい!」と単純に喜びました。でも読み進めるうちに、「長い時間をかけた基礎研究」という言葉に、胸がじんとしました。 人事として新人の育成をしていると、結果が出ない期間に焦る若手をよく見ます。でも、北川教授の研究のように“見えない時間”が土台を作る。私自身、係長になるまでの地味な日々が、今の判断力を育てたと思います。 だからこそ、チームのみんなにも伝えたい。「今はまだ芽が出ていなくても、その努力は確かに積み上がっている」って。今日の一歩が、未来のノーベル賞級の成果につながるかもしれません。
山田雄一

山田雄一のスピーチ

43歳・経営企画部・課長

日本がノーベル賞を連続受賞しました。化学賞の北川教授が開発したMOFは、CO₂を吸収し、水を集める新素材。これは単なる科学の話ではなく、「長期投資が成果を生む」実例です。 企業経営でも同じです。トヨタがマテリアルズ・インフォマティクスで新素材開発を加速させているように、基礎データへの投資が将来の競争力を決めます。 ただ、戦略的には「どの基礎を深掘るか」の選択も重要。短期利益に流されず、長期視点で“仕込み”を続ける仕組みを整えることで、より大きな成果に繋がるかもしれません。
  1. トヨタ自動車「WAVEBASE」
    https://www.toyota.co.jp/wavebase/
鈴木恵子

鈴木恵子のスピーチ

48歳・企画部・部長

「戦後76年、約2年に1度ノーベル賞受賞」——この数字を見て、私は日本の底力を感じました。北川進教授のMOF研究は、まさに“見えない努力の積層”の結晶です。 歴史を振り返れば、湯川秀樹以来、日本は地道な基礎研究を続けてきた。文化も経済も、短期の成果より「継続の力」で育ってきました。 私たちの仕事も同じです。目の前のプロジェクトに一喜一憂するのではなく、10年後に残る「文化」をどう作るか。今日の一つの改善提案が、未来の誇りになるかもしれません。