「もし今日飲んだ水に、命を奪うアメーバが潜んでいたら?」そう聞かれたら、誰だって怖いと思うはずです。実際にオーストラリアのクイーンズランド州では、致死率97%を誇る脳食いアメーバが水道水から検出されたと発表されました。水道水って「一番安全で当たり前に信頼できるもの」というイメージがあるのに、それが一瞬で「命の危険」に変わる。このギャップは衝撃的で、だからこそSNSでは一気に拡散されたんだと思います。なぜこれが重要かというと、私たちの世代は「感情の共感」を通じて情報を受け取りやすいからです。「恐怖」という強い感情は、クリックされやすく、シェアされやすい。けれど、同時に誤解や過剰な不安も広がりやすいんです。だから「恐怖を煽る情報」から「安心を広める情報」に変換する力が、SNS時代に求められるんだと思います。実は私も以前、SNSで「飲み物にカビが生えている写真」が拡散されたとき、怖くなって友達と話題にしました。でも後で調べたら、それは誤解や加工が混じった情報だったんです。そのとき、自分が不安を広める側になってしまったと反省しました。だからこそ今回のニュースを見て「ただリツイートするんじゃなく、正しい知識を添えて広めることが大事だ」と感じました。結論として、この事件から学べるのは「恐怖をシェアするのではなく、安心をシェアする」ことです。SNSを使う私たちの世代が、情報の伝え方を工夫することで、社会全体の不安を減らすことができる。水道水に潜むアメーバのように、見えない恐怖は確かに存在するけれど、それをどう伝えるかで未来の安心は変えられるんです。