「みんなは、全然違う分野同士がコラボした瞬間にワクワクしたことってありますか?」臨床医とMPH、そしてAI研究者が手を組んで、これまで解決できなかった医療課題に挑むというニュースを知ったとき、私はそれを「異色コラボのライブ」みたいに感じました。普段は交わらないジャンル同士が出会うことで、思いもよらない化学反応が生まれる。これって、未来の医療だけじゃなく、私たちの仕事にもすごくヒントになるんじゃないかと思ったんです。なぜなら、共感やバズを生み出すのは、必ずしも派手な演出や強いメッセージだけじゃないからです。むしろ「違うもの同士の掛け合わせ」が、心を一番動かす瞬間になることが多い。たとえば今、循環型ファッションの流れが強く注目されています。YKKの「zip TO zip™」のようにリサイクルファスナー技術を導入することで、アパレルブランドが持続可能なビジネスモデルを作り上げています※。これは環境意識の高いZ世代にとって、ただの製品紹介以上に「自分たちの未来に直結するストーリー」として共感を呼んでいます。私自身、インターンでSNS運営に関わったとき、「ただ商品を紹介する投稿」よりも「環境に配慮した開発秘話」を載せた投稿の方が、圧倒的にエンゲージメントが高かった経験があります。そのとき感じたのは、数字が伸びて嬉しい反面、「あ、私たちの世代って、心が動かないと指は動かないんだな」というリアルな実感でした。ちょっと恥ずかしいけど、その瞬間は「数字に一喜一憂する自分」に苦笑いもしました。だけど、その小さな感情の揺れが、マーケティングの本質を教えてくれた気がするんです。だから私たちに必要なのは、「異色コラボを恐れないこと」。慣れた方法や安全な路線だけじゃなく、違う価値観や分野を組み合わせる勇気です。最初の一歩は、例えば「自分の担当領域に全然関係なさそうな分野の記事を読んでみる」ことでもいい。そこから小さなインスピレーションが生まれて、やがて大きな共感をつくるかもしれません。さて、次はどんな「コラボ」が私たちを待っているのでしょうか?