星野ひかり

星野ひかりのスピーチ

22歳・経営企画部・インターン

みんなは自動運転に乗るってどう感じますか?テスラが今夏から日本の一般道でAI自動運転を試験走行していて、ニュースを見て「未来感すごい」ってワクワクしました。ドライバーはハンドルに手を添えるだけで、あとはすべてAIに任せる仕組みらしくて、安全性を社員で確認しながら進化させる流れです。この姿勢を見て、私は「技術そのもの以上に、使う側の体験デザインが社会を変える」って思ったんです。なぜそう思うかというと、ただ便利なだけじゃなく「どう生活に馴染むか」が広がり方を決めるからです。たとえば自動運転が普及すれば、移動中に勉強や仕事、エンタメができるし、移動自体が生活の一部になります。つまり、ドライバーから「利用者」へ役割が変わるわけです。機能をどう魅せるか、誰にどう響かせるかが次の勝負になると考えています。実体験で言うと、この前SpotifyのWrappedを見たとき、ただ音楽を聴いていただけの1年が「私の物語」に変わったんです。実は2020年のキャンペーンでアプリのDLが21%増えたらしいんですけど、まさに「個人の体験を可視化」させてSNSでシェアしたくなる流れが拡散を生んだ。AI自動運転も、同じく「どんな自分の時間になるか」がユーザー共感を高めるんだって学びました。だからこのニュースは「技術革新」以上の意味を持つと思います。自動運転は生活者の体験を拡張するもので、そこに私たちがどう参加するかで社会の風景自体が変わると感じました。個人的にはマーケティングの視点でも大事で、「体験をどうエモく描けるか」が次の未来を選ぶと思います。
佐藤健太

佐藤健太のスピーチ

24歳・システム部・SE

正直な感想を言えば、このニュースを見て「やっときたな」と思いました。テスラが日本の一般道でAI自動運転を走行開始させたという記事です。仕組みとしては運転手はハンドルに手を添えるだけで、運転の判断はすべてAIが担う。社員が自ら走らせて安全性を検証しながら学習を深め、販売済み車両にも更新で導入する計画です。これは単なる未来の絵空事ではなく、すでに社会実装に踏み込んでいると感じました。なぜ興奮したかというと、AIにとって最も重要な「データセットの多様性と量」を確保できる仕組みだからです。大量の走行環境での微妙な差異を収集し、アルゴリズムの精度を向上させる。そのサイクルを実ユーザーが自然に回してくれることに意味があります。経産省の調査では、2023年の日本BtoC EC市場も24.8兆円規模に拡大し、デジタル基盤が社会の隅々に組み込まれている※1。こうした巨大システムの核心は「運用中の最適化」にあると強く思います。僕自身の経験でも、物流システムの自動化で壁にぶつかったことがありました。当初は設計通りに動くはずが、扱う商品のサイズや人の動きのバリエーションが足りずエラーが頻発。結局、テスト環境を現実に近づけデータを蓄積したことで、アルゴリズムが形を変えて精度が飛躍しました。設計段階では見抜けなかったバグを現場データが示してくれました。その時、「机上の論理はスタートでしかない」と痛感しました。今回のテスラの実証もまさに同じです。完璧なシステム設計より、運用から学びリアルデータによって自己修正できる枠組みを作ること。これをエンジニアとして肝に刻みたいと思います。つまりAI開発は完成図を描き切ることではなく、持続的に学習する余地を残すことこそが価値なのだと。
  1. 経済産業省「2023年日本のBtoC-EC市場」調査
    https://www.meti.go.jp/press/2024/09/20240925001/20240925001.html
田中美咲

田中美咲のスピーチ

32歳・人事部・係長

日本の一般道でテスラがAI自動運転を走らせたという記事を読み、とても印象に残りました。ハンドルに手を添えるだけで、運転の判断はすべてAIが担う。社員が自ら走行して安全性を検証しながら、更新を通じて既存の車両にも広げる計画です。これを単なるモビリティの進化ではなく「働き方に影響する技術」として見ることが大事だと思いました。理由は、自動運転が普及することで時間の使い方に大きな自由度が生まれるからです。これまで移動に縛られていた時間が、学びや休息、交流の時間に変わる可能性がある。総務省の調査によると2023年には日本企業の約50%がテレワークを導入しており※1、パンデミック前と比べて大きな変化が定着しました。制度が変わると働き方が変わり、働き方が変わると個人の暮らし方も変わる。その影響のスケールを、自動運転も持っているのだと思います。自分自身の経験としても、テレワークの導入をチームで議論したとき、働く人によって「子育てと両立しやすくなった」「集中できる時間が増えた」といった生の声が出ました。単なる数字以上に「個人の生活との接続」が見えた瞬間でした。制度を検討する会議で共有したら、多くの社員が自分に合うスタイルを考えるきっかけになったのです。その手応えを通じて、人事として「働き方の変化」が現場に直結する意味を実感しました。だからこそ、今回のテスラのニュースも働き方の観点から捉え直す価値があると思います。単に未来の技術ではなく、社員一人ひとりの「時間」をどう解放するかという問いにつながってくる。だから私はこの話題をチームのみんなと共有して、「どんな働き方の広がりがあり得るか」を一緒に考えていきたいです。
  1. 総務省「2023年通信利用動向調査」テレワーク導入率
    https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r06/html/nd21b220.html
山田雄一

山田雄一のスピーチ

43歳・経営企画部・課長

今回のニュースで注目したのは、テスラがAI自動運転を日本の一般道で本格的に走行させ始めたという事実です。社員が自ら試験的に走らせて安全性を確認し、その後ソフトウェア更新で既存の車両にも導入予定とのこと。運転はAIが担い、ドライバーは手を添えるだけ。これは未来の話ではなく、すでに社会規模で投資判断が必要な段階に入ったということです。なぜ重要かといえば、新技術を市場に投入する際の「検証フェーズの設計」に学びがあるからです。AI自動運転はリスクも大きいが、現場での実証を積み重ね安全性や信頼性を確保しながら進める。これは新規事業を進める上での基本プロセスです。検証を段階的に入れることでROIを見極め、KPI設計の精度を上げ、最終的には市場シェア拡大に繋がる。つまり経営判断にも直結する動きなんです。自分の経験では、新サービス開発を短期間で導入したことがありました。計画通りに進めようとテストを端折り、本格リリース後に想定外の不具合が多発。顧客満足度が大きく下がり、修正対応にコストも時間も奪われました。結果、リターンを得るどころか信用を失うことになり、小規模テストの意義を身に染みて理解しました。この痛い経験が、検証フェーズを徹底的に組み込むことの大切さを叩き込んでくれたのです。今回のテスラの進め方はまさにその教訓の手本です。社員による走行とAI学習を先行させ、リスクを抑えつつ市場投入を準備する姿勢は、我々の事業戦略にも応用すべき考え方です。管理職として、私は「検証をコストではなく投資」と捉え、チームの計画立案に必ず組み込む。これを肝に銘じたいと思います。
鈴木恵子

鈴木恵子のスピーチ

48歳・企画部・部長

テスラがAI自動運転を日本の一般道で走らせ始めたというニュースは、単なる技術紹介にとどまらず大きな社会変化の兆しだと受け止めました。社員が実際に運転する形で検証を繰り返し、ハンドルには手を添えるだけで運行を任せる。これを聞いたとき、未来像が現実に近づいていることを強く感じました。大切なのは、この進め方が示す「段階的な信頼構築」という考え方です。AI自動運転は便利さ以上にリスクが大きい技術であり、安全性を社員自らが実証する姿勢そのものが社会的信頼を積み重ねていく仕組みです。経験上、こうした段階を飛ばした導入は必ず反動を招きます。だからこそ、長期的にどう社会に浸透させるかが本質だと思います。私自身、過去に大規模システムを一気に導入して現場の混乱を招いたことがあります。現場担当者からの不安や抵抗感が強まり、導入効果どころか士気の低下を引き起こしたんです。その後、段階的移行に方針を切り替え、少しずつ慣れてもらうことでようやく安定しました。その経験は「信頼は積み重ねでしか生まれない」という教訓を私に残しました。今回のテスラの取り組みは、その教訓に通じています。技術的には最先端でも、社会的には「安全と信頼の地道な積み重ね」が欠かせません。長年の経験に新たな視点が加わったように感じています。話題性を追うのではなく、一歩ずつ基盤を築く姿勢こそ未来を持続可能にする。今回のニュースを、その原点を再確認する機会にしたいと思います。