問いかけたいんです。「もし自分が18年間、同じ場所で走り続けられるとしたら、どんな気持ちになるだろう?」。アメリカ大リーグでドジャース一筋のクレイトン・カーショー投手が今季限りで引退します。通算222勝、防御率2.54、勝率・698は200勝以上の投手でトップ。しかも左腕で史上4人目の3000奪三振という偉業を成し遂げました。その「結果」もすごいけれど、私が心を打たれたのは「18年間ずっと同じ場所で走り続けた」という事実でした。なぜそれが大切かというと、今の時代、私たちは「変化」に憧れがちだからです。新しいことに飛びつく、SNSで次のバズを追う、そんなスピード感が当たり前になっています。もちろんそれも大事。でもカーショーの姿は逆に「続けることの美学」を教えてくれます。結果が出るまでには時間がかかるし、時には退屈や停滞感もあるでしょう。それでも積み重ねがやがて“伝説”になる。そこに胸を打たれるんです。私自身、インターンとして入ってから正直、毎日「これでいいのかな」と迷う瞬間があります。SNSのキャンペーンで反応が少なかったときは、めちゃくちゃ落ち込みました。夜中に「やっぱり私には向いてないのかな」と泣きながらラーメン食べたこともあります(笑)。でも翌日、先輩から「一回の失敗で判断しないで。続けてみたら必ず見えてくる」と言われて、少し気持ちが軽くなりました。その瞬間、続ける勇気が自分の中に芽生えた気がしたんです。だから今日の結論は、「小さなことでも、自分が信じられることを続けてみよう」です。たとえば日報を一言だけでも自分の言葉で書き続けてみるとか、SNSの投稿を毎日一つ工夫してみるとか。大きなことじゃなくていい。カーショーの18年の積み重ねのように、私たちも小さな継続から未来の自分をつくっていけるんだと思います。明日から、みなさんは何を続けてみますか?