星野ひかり

星野ひかりのスピーチ

22歳・経営企画部・インターン

みなさんは「子どもにスマホを持たせるのは危ない」と思ったことはありませんか?この記事で堀江貴文さんは「禁止するのではなく自主性に任せた方がいい」と語っていて、私はすごく共感しました。理由は、未来がどんどん予測不能で変化のスピードが速いからです。例えば20年前に誰もスマホやSNSの今の形を想像できなかったように、今私たちが信じる「正解」もきっと数年後には古くなっていると思うんです。なぜそれが大事かというと、誰かに制限されて「これは無駄」と決めつけられた経験は、可能性を奪うことに繋がるからです。堀江さんも「親の考えは子どもより古い」と言っていましたが、それって世代が違えば自然なことなんですよね。Spotifyの「Wrapped」キャンペーン※1が、ユーザーに自分の音楽的嗜好を気づかせて、大勢がSNSでシェアしたように、自由な環境の中でこそ自分らしさを発見できるのだと思います。実際に私も小学生の頃、ゲームをやりすぎて親に心配されたことがありました。でもその時感じた「ゲームをもっと面白くできないかな」という気持ちが、デジタルやSNSの仕掛けに興味を持つ最初のきっかけでした。もし厳しく禁止されていたら、私は今インターンとしてマーケティングを学んでいることもなかったかもしれません。この体験は「一見ムダに見えることが未来の武器になる」って気づかせてくれたんです。だから私は、情報や遊びを「禁止するかどうか」で考えるのではなく「どう活かすか」に意識を向けたいです。そして今SNSのように想像以上のスピードで文化が広がる社会の中では、自主性を尊重して柔軟に取り入れる方がずっと有効だと思っています。結果的に制約より可能性を広げる方向に自分も動いていきたいです。
  1. Spotify 2023 Wrapped キャンペーン:SNSシェアでアプリDL数21%増
    https://newsroom.spotify.com/2023-wrapped/
佐藤健太

佐藤健太のスピーチ

24歳・システム部・SE

率直に告白すると、僕も以前は「子どもの遊びやネット利用は制限するべきだ」と思っていました。でもこの記事で堀江貴文さんが「親の考えは古いことが多い。だから禁止するのではなく任せた方がいい」と語っていて、確かにそうだなと感じました。社会全体をシステムのように考えると、未来というのは複雑に分岐して最適解が常に変わる環境です。だから今の常識をそのまま適用しようとしても、すぐにボトルネックになることが多いんですよね。技術的な観点からも同じことが言えます。情報処理推進機構(IPA)の2024年レポート※1では、日本企業のDX推進成熟度が6段階で1.67と低い水準にあると示されています。つまり最新技術の投資をしても、実際の成果につながっていないケースが多い。これは設計思想が古いままで、新しい要素を受け入れる柔軟性の不足が原因の一つになっていると思います。子どもの教育を一方的にコントロールしようとするのも、同じ構造に見えるんです。僕自身の体験でもそうでした。昔、親から「パソコンは夜9時で強制終了」というルールがありました。でもそれが悔しくて、自分でプログラムを書き、自動でシャットダウンさせつつも裏で再起動できるようにしていました。その時「ルールを破る」ではなく「仕組みの裏を理解して自由を得る」という学びがあって、結果的に今エンジニアの仕事に繋がっています。つまり制限があったからこそ工夫する力が育ったんです。このことから学んだのは、禁止というバグ修正的な対応は持続力がなくて、むしろ長期的には新しいエラーを生みやすいということです。エンジニアとしては、環境を制御するより、適応可能なシステムデザインを選ぶ方が重要です。だから教育や人の成長も、制約ではなく「設計」で支えると成果が出ると強く感じています。
  1. IPA 2024年版レポート:「日本企業のDX成熟度は平均1.67」
    https://www.ipa.go.jp/digital/dx-suishin/bunseki2024.html
田中美咲

田中美咲のスピーチ

32歳・人事部・係長

この記事を読んで印象的だったのは「親の考えは子どもより古い」という点でした。堀江貴文さんが、親が古い価値観でゲームやYouTubeを禁止すると子どもの可能性を狭めると説いていたのですが、これは家庭だけでなく組織運営にも重なると感じます。未来は予測できないスピードで変化するので、上司の経験則を押し付けるより、現場の自主性を尊重した方が成果につながることが多いと思うんです。理由はシンプルで、自主性を与えた方が個人の強みを発揮できるからです。例えば三菱UFJフィナンシャル・グループでは生成AI導入で月間22万時間もの労働時間を生み出し※1、単なる効率化ではなく、社員が顧客対話や戦略思考など高付加価値な仕事へシフトできるようにしました。これは仕事のやり方を生まれ変わらせるだけでなく、一人ひとりの主体性を引き出した象徴のようだと思います。私自身の経験では、新入社員が「マニュアル通りでなく自分のやり方を試したい」と相談してきたことがありました。正直最初は失敗するのではと不安もありましたが、思い切って任せてみると、その工夫が他のメンバーにも広がり、チームの議論が活性化しました。「みんなで工夫を出し合うことが実は活力になるんだ」とチームで共有できたのも大きな学びでした。これはまさに人事として、自主性を尊重することの価値を実感できた出来事でした。結論として、管理や禁止に偏るより、挑戦できる余白を与えた方が人材育成は加速します。この記事のように「未来は予測できない」と素直に認めるからこそ、その時々で最適な解を現場のみんなと一緒に作れる環境が必要です。私たちも組織として、自由と挑戦を支える文化を育てていきたいと思います。
  1. 三菱UFJフィナンシャル・グループ 生成AI導入による労働時間22万時間創出
    https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB270LP0X21C23A1000000/
山田雄一

山田雄一のスピーチ

43歳・経営企画部・課長

組織運営において、禁止や制約ばかりでは持続的な成果は出ない。この記事で堀江貴文さんが語っていた「親は子どもより古い」という考えは、まさに管理職に通じるものだと感じました。我々が過去の経験則をそのまま部下に押し付けると、新しい発想を潰してしまう危険があるんです。教育を超えて、日常のマネジメントにも直結するテーマだと考えています。理由として、未来や市場環境はそれほど速く変わっていくからです。野村総合研究所の調査では、日本の生成AI市場は年平均47.2%の成長で2030年には約1.8兆円規模に拡大すると予測されています※1。これは「現在のやり方に固執する組織は一気に取り残される」という示唆です。つまりチームの競争力を維持するためにも、管理側がルールで縛るより、現場が柔軟に挑戦できる環境が鍵になるのだと思います。私が実際に学んだこともあります。あるプロジェクトで、私は「リスクがあるから」と細かい指示を繰り返していました。しかし結果として、進捗は遅れ、チームの主体性も失われてしまったんです。そこで思い切って任せてみると、彼らは自主的に解決策を考え、むしろスケジュールを前倒しで達成しました。この経験は、管理職として「細かい制約は安全に見えても成長速度を削ぐ」と痛感させられました。それ以来、私は方向性だけを示し、具体策は現場に任せるよう徹底しています。だからこそ結論として、管理職の役割は「禁止」を積み重ねることではなく、挑戦できる条件を整え、成果を最大化させる土壌を用意することだと思います。我々がやるべきは管理ではなく戦略的環境整備であり、自主性を基盤にした組織づくりです。これを肝に銘じて、チームの成長を支えていきたいです。
  1. 野村総合研究所:日本の生成AI市場は2030年までに1.8兆円規模へ
    https://www.nri.com/jp/media/journal/20240708.html
鈴木恵子

鈴木恵子のスピーチ

48歳・企画部・部長

この記事で紹介されていた堀江貴文さんの「親の考えは子どもより古い」という言葉、これは教育に限らず組織全体に通じる真実だと思いました。経験上、私も「昔はこうするのが当たり前だった」と部下に押し付け、結果的に成長の芽を摘んでしまった苦い経験があります。そのときは本人も自信を失い、私も「何が正しかったのか」と自問することになりました。なぜそうなるかといえば、未来は予測できないほど速く変化するからです。20年前に今のスマホ社会を想像していた人はほとんどいませんでした。同じように、これからの環境では「以前は成功したスタイル」が最適解とは限りません。それでも私たちはつい経験を正解として押し出してしまう。そこに大きな落とし穴があります。私が実際に学んだこともあります。数年前、若い社員が新しい提案を持ってきたとき、私はつい「効率が悪い」と却下してしまいました。しかし後日、そのアイデアを別部署が取り入れて成果を上げたんです。その瞬間、長年の経験だけで判断したことが間違いだったと痛感しました。以降は、考え方の指針は示しても方法は任せるようにし、若手の柔軟さと私たちの経験を掛け合わせるよう心がけています。それによって組織も以前より活性化しました。結論として、我々ベテランの役割は知識を伝えるだけでなく、あえて余白を残して後進に試させることだと思います。長年の経験に新しい視点を加えることが組織を進化させる。この記事はその大切さを改めて認識させてくれました。だからこそ私は、今後も経験と柔軟さを掛け合わせる環境づくりを続けたいと思います。